正社員フリーター × 複業のBLOG

出世を目指すのとは違う、自由に働く努力 それが正社員フリーター × 複業(副業)

拙著『積極的副業人材』 http://amazon.co.jp/dp/B08BNJP42X/ 出世を目指すのとは違う、自由に働く努力。それが正社員フリーター × 複業。誰でも、もっともっと自由に働ける。外資 × バックオフィスで自由な正社員を20代から実践。40代後半になって、働き方、転職、複業(副業)のアウトプットを始めたこの頃。働き方の流行には注意喚起もする。 Twitter @ISehaooooo

内定人材のまま社会に出る

内定人材のまま社会に出る。
ちょっとへんなタイトルだ。

企業から内定を貰うということは、学生が社会に出る準備ができた証明のようなものなのか。
企業は多かれ少なかれ社会的要請のもと存在している訳なので、自分が社会から必要と認められた第一歩と考えても、内定はやはり嬉しいものだ。
おめでとうございます。

『内定をもらえない学生は、4年間で“変われなかった”学生』 と、某大学キャリアデザイン学部の教授は仰っている。
内定をもらえない学生と名指しされた皆さん、落ち込む必要はない。
社会に出てから変わればいい。
もし氷河期に当たり、内定をもらえなかったら、キャリアは自らの手でデザインできないことを社会に出る前に学んだので、これはこれで大きいことだ。

この教授は、”変われなかった”学生を、”内定仕様に変われなかった”学生と言いたいのだろう。
あくまで内定に限った話である理解が大切だ。
この学部は内定率100%を目指しているのであろうか。
素直な人、吸収力がある人、しなやかな人が企業が欲しがる学生だと、教授は定義している。
これぞまさしく内定人材。
分かりやすい。

内定を頂戴したいのなら、素直な人、吸収力がある人、しなやかな人に、恥ずかしがらずなってしまいましょう。
変わるのはない、まずはこの3つを受け入れるのだ。
受け入れた時点で、まずは素直な人となり1つクリア。
残り2つはどうすればいいのか?
吸収力もしなやかさもない筆者には分からない。
ごめんなさい。
筆者には謝る素直さだけはある。

社会に出ても、就活中に身に着けた内定人材の3つ素養を続けることができれば、 スタートダッシュできる。
同期入社のライバル達の先を行ける。
内定人材のまま社会に出るのだ。
企業は間違いなくどんどん仕事を与えるであろう。
どんどん仕事を与えられるので、仕事を早くおぼえる。
本人にとって非常にありがたいことだ。
素直な人、吸収力がある人、しなやかな人を入社3年ぐらいは忘れずに意識して実践してみよう。
与えられた仕事は疑問を持たず何でも受け入れて、自分なりに咀嚼してやってみて、身に着けるのだ。
まずはとにかく受け入れる。
受け入れにくかったら演じてみるか、身近に手本があれば真似てみる。
そのうち身についてくる。
就活限定の内定人材仕様は、上っ面を引っ掻いただけで、そのとき限りで終わる。
新入社員になって続けることが大切。

大学の4年間はもっと別のことを学んだほうがいい。
4年をかけて内定仕様の人材になる勉強より、もっともっと学生時代に学ぶべき大切なことはある。
それでは何を?と質問されても、筆者は大学時代は睡眠と競馬しか記憶しかないので、アドバイスは難しい。
それでも、競馬を通してお金の大切さと、馬より人のほうがコミュニケーションを取りやすいことを学んだ。
睡眠を通して、悩みがあって眠れない人よりも、憂いなくよく眠れる人は幸せであることも学んだ。
学生時代はなにをしても、なにからでも学べるのだ。

「高卒より中卒を採用したい。高卒より3年早く板前修業を始められるから。」

とは、中卒採用にこだわる日本料理店の社長のお言葉。
1週間あれば、子供は新しいことを学んでどんどん成長する。
一方の大人は、1週間同じ雑誌をめくっているだけ。
確か谷川俊太郎さんの詩にあったのを思い出した。
仕事を覚えるだけなら、より若い年齢で社会に出たほうがいいということだ。

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