正社員フリーター × 複業のBLOG

出世を目指すのとは違う、自由に働く努力 それが正社員フリーター × 複業(副業)

拙著『積極的副業人材』 http://amazon.co.jp/dp/B08BNJP42X/ 出世を目指すのとは違う、自由に働く努力。それが正社員フリーター × 複業。誰でも、もっともっと自由に働ける。外資 × バックオフィスで自由な正社員を20代から実践。40代後半になって、働き方、転職、複業(副業)のアウトプットを始めたこの頃。働き方の流行には注意喚起もする。 Twitter @ISehaooooo

新卒1年目、与えられた仕事に打ち込むべし!②

スキルにならない雑用で、多くの時間コキ使われているのであれば、その会社はブラックだ。
いい会社の定義は、労働時間の長さや手厚い福利厚生ではない。
スキルが身に付かないと思ったら、さっさと辞めるに限る。

職人の修行と違って、普通のサラリーマンの寿命は非常に短い。

職人は修行に長い時間をかけることを許される。
さらに、長い時間をかけて修行の成果を回収することができる。
鍛錬し続けて年齢を重ねると、いつしか「名人」とか「人間国宝」とか呼ばれるようになる。
すきやばし次郎の鮨職人、小野二郎さんは御年92歳。
人生100年時代を具現化されたお人であると思う。
「もう十分」と妥協を許さない己の心。
どこまでも奥が深い仕事で、その奥深さの微妙な違いでお客さんが対価を支払ってくれる。
そんな素敵な仕事を、長年やってこられたお人だと思う。
仕事には「能力」と「顧客」の2つが絶対的に必要だ。
職人さん達はこの2つを理解している。

一方で、哀しいかな普通のサラリーマンは、仕事には能力と顧客が必要ということを理解していない人が多い。
サラリーマンの頭に「普通」と書かせて頂いたが、労働時間を提供して給料を得ているのが普通のサラリーマンだ。
時間を切り売りし、その対価として給料をもらっているので、仕事の能力と顧客に対する意識が完全に薄くなってしまう。
給料も、毎月給料日になると間違いなく支払われる。
時間を切り売りしている限り、安い対価で働いてくれる人間に完全に負ける。
自分より安い対価で働いてくれる人間は、この世の中どこにでもいる。
すぐに置換されてしまうし、値踏みされてしまう。

人生100年時代、先は長いとノンビリしていてはいけない。
新人研修と称した、会社やオワコン先輩方の訳の分からん雑務や、「しつけ」に付き合う暇はない。
会社や先輩達は、「時間給」の概念の中で働いている犠牲者なので、新人諸君をなるべく長い時間、会社に居残りさせたいのである。
会社と書いたが、法人格に人格があるわけではなく、会社の誰かということだ。
先輩犠牲者は、新人諸君をただ会社に居残りさせたい。
居残りは、時間の浪費で、スキルアップに結びつかないことが多い。
先輩犠牲者は、そのことを身をもって知っているからだ。

新卒1年目は、とにかく与えられた仕事に打ち込むべし!
雑用ではなく、仕事に打ち込むのだ。
短期間でスキルを身に着け、そのスキルを身に着けた以上の時間を回収に充てる。
さらに、連続的にスキルを身に着け、1つ1つのスキルを結合させ結晶とし、独自性を持たせる必要もある。
2年目も、3年目も、4年目も 与えられた仕事に打ち込むべし!
その先、5年目も、10年目も、15年目も、そのさらに先までも 仕事に打ち込むべし!
くどいが、雑用や接待や島耕作の真似ごとではなく、仕事だ。
もう十分と妥協を許さない己の心を育み、どこまでも奥が深い仕事で、その奥深さの微妙な違いでお客さんが対価を支払ってくれることを理解する。
そんなサラリーマンの修行を支えてくれるのは、結局は「遊び心」だと筆者は思う。

遊び心を理解するまで、遊びと仕事の境界線がなくなるまで、とにかく与えられた仕事に打ち込むべし!

 

鮨職人の仕事は美しい。

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