リクルートキャリアの働く喜び調査。
喜び調査なのに「喜び」はどこに消えた?
①報酬、②生活、③お金を稼ぐ為の手段、④仕事・仕事がある、⑤大変、⑥つらい、⑦生きる・生きていく、⑧生きがい、⑨体を動かす・労働、⑩しんどい
このうち、8位の「生きがい」だけは、筆者は共感するものがある。
但し、年齢を重ねて仕事だけが生きがいとなり、自分ができるだけ長く働きたいが為に、若い人達の将来を潰すような老害になろうとは思わないが。
「生きがい」以外の9つの単語を並べてみる。
「生活」をするために「お金を稼ぐ手段」として「仕事がある」。
「生きていく」ために「仕事」をし、「報酬」を得て「生活」をする。
「労働」は「体を動かす」ので「しんどい」。
「大変」で「つらい」ものだ。
読み返すと、気がめいってくる。
「働くことが嫌いだ」、「なるべく働きたくない」と公言している御仁は素直だと思う。
書き始めたら、その昔に某社の営業部長から聞いた採用の基準を思い出した。
「妻子持ちで、家のローンがある人間を採用する。仕事が辛くても辞めないから」と。
「仕事」は「大変」で「つらい」ものだ。
オレは「大変」で「つらい」思いをしてきた。
だからお前らも「大変」で「つらい」けれども、「生活」のために「報酬」を出すから「労働」しろ。
その部長の働くイメージは、このような感じだった。
本当につまらないと思った。
前途ある若人達は、働く喜びを知らない大人達にキャリアや転職相談する必要はないだろう。
働くのが「大変」「つらい」「しんどい」ならば、ろくなアドバイスは期待できない。
聴かないほうがいい。
働くことは自由を獲得することだと筆者は考える。
人は働いて学ぶ。
人は働いて休む。
人は働いて表現する。
人は働いて人を喜ばせる。
自由のない世界に、学びも、休みも、表現も、喜びもない。
働くことが、「大変」「つらい」「しんどい」ものなら、自由の獲得はなおさらだ。
「生きていく」「生活」のための「お金を稼ぐ手段」価値ぐらいしかないのなら、「大変」「つらい」「しんどい」仕事はできないと思う。
働くことの「報酬」は、自由を獲得してこそだ。
来る2019年は、もっと遠く! もっと広く!
開高健氏の北・南米大陸釣り紀行のタイトルのようだ。
そして、そして、もっと自由に!
自由になるために働くだけだ。
そして、2018年が終わりを迎えようとしている。
今年最後のブログは、スティーブ・ウォズニアック氏の眩しい笑顔で締めたい。
来年はこんな笑顔で1年を過ごしたいと思う。
皆様、よいお年をお迎えください。