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(②からの続き)
(2)英語が使える
40歳を超えてからの転職にもやはり英語が使えたほうが有利だ。
” Native level Japanese, Business English ( verbal and written)” と要件があるポジションにも応募ができるので、まずは単純に転職のチャンスは広がる。
どのくらいの英語力が必要かといえば、英文の職務経歴書を用意でき、日本語非ネイティブの人間と英語でインタビュー(面接)ができる能力があればいい。
普段のビジネス英語が苦手な人であってもこれは特別に難しいことではなく、60分から90分ぐらいの英語面接に耐えることができればいい。
英語面接のマニュアル本はたくさん売られているし、英文の職務経歴書の書き方も面接でよく聞かれる質問も決まっている。
マニュアル本にあるフレーズを丸暗記して面接に臨んでもいいと思う。
あとは質疑応答でコミュニケーションができればいいだけだ。
英文の職務経歴書の作成が苦手なら、翻訳業者に外注すればいい。
ただし、完成した英文職務経歴書の一語一句を事前に理解し、面接に挑まなければいけないのは当然だ。
筆者の40歳を過ぎてからの転職の3回は、問題マネージャーの後任としての転職だったのだが、その3人とも筆者よりも英語が達者だった。
彼ら彼女らが40代50代で転職できたのは、英語でのインタビューを通過できたことが大きいと思う。
英語が流暢だからといって入社後に活躍できるとは全く保証されていないのだが、英語でのインタビューで職を得られる人たちはいる。
60分から90分程度の英語面接を通して、候補者の仕事の能力と人物像の評価を錯覚してしまう場合があるからだ。
日本人同士の日本語での面接よりもこの錯覚は起こりやすいと考えている。
ハイヤリングマネージャー(採用裁決者)が日本語非ネイティブの人物なら、錯覚どころか大きな勘違いを起こしてしまう場合もある。
求職者はこれを利用しない手はないので、英語が苦手な人でも是非チャレンジするべきだ。
今は自宅でWEB面接が実施される機会が主流だろうから、ノートPC内蔵カメラが映らないところにアンチョコを用意しておくこともできる。
なお、英語面接で“間違って”採用された人には、日本生まれの日本語ネイティブなのに、日本人同士の日本語でのビジネスの場面で何を言っているかよく分からないレベルの人もいる。
「外人ウケする人ですけどね…」と、後から日本オフィスの人事担当者のため息が聞こえてきそうな人たちだ。
あなたが日本市場を理解していて、日本語でのコミュニケーションに問題がない人物なら、英語が苦手でも日本市場に疎い日本語非ネイティブの採用裁決者との面接は尻込みせず、チャンスと捉えたほうがいい。
英語が使えるイコール優秀な人材と全くならないのだけれども、面接で英語が使えるから得られる職もある。
(④へ続く)
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