正社員フリーター × 複業のBLOG

出世を目指すのとは違う、自由に働く努力 それが正社員フリーター × 複業(副業)

拙著『積極的副業人材』 http://amazon.co.jp/dp/B08BNJP42X/ 出世を目指すのとは違う、自由に働く努力。それが正社員フリーター × 複業。誰でも、もっともっと自由に働ける。外資 × バックオフィスで自由な正社員を20代から実践。40代後半になって、働き方、転職、複業(副業)のアウトプットを始めたこの頃。働き方の流行には注意喚起もする。 Twitter @ISehaooooo

副業はダサくなってしまったのか?

2018年頃には「副業ビッグバン」が来るとまで騒がれた副業ブームも去ってしまった。

筆者がこのブログを細々と立ち上げたのも、2018年夏のことであった。

その理由の一つとして、これからは副業で新しい働き方が始まります的な話題に、“ちょっと待って”と、筆者なりに物を申したかったからだった。

筆者は就職氷河期の第一期世代であり、社会人になってから働き方の流行に乗るとロクなことがないと傍目で目撃してきた。

また、筆者自身が複業者なので、3年前ぐらいの副業のブーム的なものには懐疑的であった。

2019年になると有名企業も副業解禁と次々にニュースになったけれども、それと同時に起こったことといえば、40歳以上の早期退職だった。

企業の副業解禁(別に企業に解禁されなくても副業は個人でやるものだから、企業の知った事ではないのだが)のお墨付きは、目減りした本業の給与の補填として企業側からの副業をお勧めされているわけで、ブームは一気に興ざめしてしまった感があった。

さらに、副業をやりたい人は多いけれども、実際にやっている人が少ないのが副業だ。

本業退社後に夜にコンビニでアルバイトをしてもそれは副業なのだが、“いや私がやりたいのはそういう副業ではないのだ”と反応されても、それも副業なのだ。

ハイスペック人材企業が副業禁止としているのは、守秘義務などの問題もあるのだろうけれども、人生を変えられるのは本業に集中してこそということなのだろう。

そして2020年になりコロナ禍が、日本企業には遅々として進まなかったテレワークなどの働き方を一気に変えてしまった。

働き方を変えたのは副業ではなく、スーパー外圧のコロナ禍だったのだが、こんどは足元の本業が危うくなってきてしまった。

ディップ総合研究所によれば、“「今後の就業への不安」が強い人ほど、「副業をしていないが、今後はしたい」と回答”しているとの調査結果となっている。

副業に新しい働き方という自由なイメージはもうない。

”2020年1月に存在していた雇用の多くは戻ってこないでしょう”と、ダロン・アセモグルМIT教授。

副業どころではないのだが、本業の代わりに副業をせざるをえないのだ。

そして2021年、副業はダサくなってしまったのか?

注意して見ていこう。 

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現在の仕事の5割以上は「デジタル化できる」 非効率な業務とやりがいには相関性 ディップ株式会社

https://www.baitoru.com/dipsouken/all/detail/id=490

副業をしている1割強、今後したい約5割

副業の割合のグラフ

現在「副業をしている」人は1割強に留まりましたが、現在「副業をしていないが、今後はしたい」人は5割弱と高い割合となりました。 

【Pick Up】

「正社員の就業実態や就業に対する不安」で明らかになった新型コロナウイルスによる就業への影響別に見てみると傾向はあるのでしょうか。

今後の就業への不安が強い人の6割弱が今後副業を希望

コロナ影響別に見る副業への意向のグラフ

収入や業務量、就業日数・時間への影響があった人ほど、「副業をしている」もしくは「副業をしていないが、今後はしたい」と回答しています。また、「今後の就業への不安」が強い人ほど、「副業をしていないが、今後はしたい」と回答しており、「今後の就業への不安」が弱い人との差は20ポイント以上となりました。