正社員フリーター × 複業のBLOG

出世を目指すのとは違う、自由に働く努力 それが正社員フリーター × 複業(副業)

拙著『積極的副業人材』 http://amazon.co.jp/dp/B08BNJP42X/ 出世を目指すのとは違う、自由に働く努力。それが正社員フリーター × 複業。誰でも、もっともっと自由に働ける。外資 × バックオフィスで自由な正社員を20代から実践。40代後半になって、働き方、転職、複業(副業)のアウトプットを始めたこの頃。働き方の流行には注意喚起もする。 Twitter @ISehaooooo

コロナ禍の始まりからロシアのウクライナ侵攻までが中高年の転職パラダイスだったのではなかろうか?

コロナ禍の始まりからロシアのウクライナ侵攻までが、40歳以上の転職には良いタイミングだったのではなかろうか?

つまり、2020年3月ごろから今年2022年2月ごろまでの約2年の期間だ。

私自身が2020年10月に50歳の転職を決めたのだが、コロナ禍がテールウィンドになったと考えている。

疫病は平等化の四騎士の一つと考えられているが、コロナ禍は日本の転職市場において年齢のハンデの壁を崩してくれたのではないかと思う。

2019年までは誰も考えつかなかったこの暗黒感が漂った疫病の最中に、ビジネスの解像度を高めてくれる人材が企業は欲しかったのだろう。

それにはポテンシャル採用よりも、少しでも経験値が上回っている人材の知恵に企業は触手を伸ばしたと思う。

その経験値と知恵は、昭和の銀座の歩行者天国をぶらぶら歩くようなものではなく、1回目の緊急事態宣言で見事に空になった渋谷や新宿の街を目の当たりにして、正しく恐れで怯まない心構えに使えるようなものだ。

昭和の人材に期待している企業など皆無だから、経験値を勘違いしてはいけない。

キャリアのリスクマネジメントとして、「自分はいつでも転職できる」と嘯く人はいるのだが、転職には相手の企業があることなので、いつでも転職できるわけでもない。

転職をする気がなくても万が一のために準備をしておくことが大切なのだ。

特に45歳を超えたあたりからの転職は、30代よりも長い準備期間を必要とする。

単純に求人数が少ないからだ。

中高年にはコロナ禍が、早期退職やリストラのような悪い方の万が一というよりも、ポジティブな千載一遇の転職のチャンスとなったと思う。

コロナ禍前から転職の準備をしていた人には、不謹慎ながらコロナ禍は幸運をもたらすものだったのではないだろうか。

一方で、現職しがみつき戦略の中高年には、長い通勤時間自慢と会議での発言アピールが在宅勤務によって消されてしまったので、ますます立場が追い込まれてしまっただろう。

平等を不平等に変えてしまうのは、結局はその人次第なのだ。

ところで、「お前はどっちの味方なのだ?」「お前はどっちを選ぶのだ?」と迫る人間が増えたのは、不平等感からの不安が人々の心の中に広まったからだろう。

敵か味方か白か黒かはっきりさせたい社会では、気がついている人は多くはないが、人の心の中にある曖昧さの価値が増している。

「転職してもいいかな」ぐらいの狙っていない転職がいいのかもしれない。

曖昧な心持ちのほうが、自分の中にある年齢制限を撤廃してくれるものだ。

心の中の曖昧さを集めて、”しなやか”に転職をしようではないか。

40代からは、「転職するする詐欺の人」や「転職できない(と思い込んでいる)人」や「転職しないと決めた人」よりも、「転職するかもしれない人」の宙ぶらりんな余裕にキャリアの神様は優しいと思う。