私は多重転職経験者者なので、転職先の新しい職場環境に適応することは慣れているほうだと思う。
転職先では新参者の邪魔をする懲りない面々がいるのがいつも面白い。
全員が諸手を上げて歓迎とはならない。
SNSでよく書かれているのは、転職できない人が転職をしようとする人を「我慢がない」とか、「軽い」とか、「お前が転職してもうまくいくはずがない」などとディスる話だ。
転職先にも同じように転職できない人たちがいるわけで、その人たちは自分の縄張りを守るために必死になり、新参者の邪魔をするものなのだ。
転職できない人というより転職しない人という言い方が正しいのかもしれない。
本当に転職できない人は、職場でもめごとなどは起こさないものだ。
会社に必死にしがみつこうとするタイプは、転職しない人で、職場でとても始末が悪いタイプなのだ。
私自身の転職は、その受け入れ企業の求人背景から、入社後に邪魔をする人たちの標的となりやすかった。
部門の立て直しのため、ダメなマネージャーを追い出すために入社したことが3回。
ダメなおっさん担当者を追い出すために入社したのが2回。
素人のおじさんから引き継ぐために入社をしたことが1回。
問題があったマネージャーが退職するので、その後任として入社したことが1回。
このようなあり様だったので、一言でいえば“たいへんそうな職場”にわざわざ転職しているのである。
「谷川さんは火中の栗を拾いにいくのが好きだよね」と先日も人から言われてしまった。
火中の栗を拾うは、猿におだてられた猫が、いろりの中の栗を拾って大やけどをしたという話が下敷きになっていると思う。
おだてられると転職をわざわざして、自分の利益にたいしてならないことに挑んでしまう人間なのかな。
転職できる人だから、転職できない人や転職しない人よりは恵まれていると考えたい。
さて次回から、その渦中の栗となった面々のエピソードをいくつかご紹介していきたいと思う。
自分のちっぽけなプライドを守るため、愛する家族を守るため、ぬるい環境でゆでガエルになってしまったため、転職する自信がない恐れから、オフィスでメチャクチャなことをする人たち、それがザッツ・サラリーマンなのだ。
転職先には、悲劇と喜劇が入り混じった炎のエンターテイメントが待っている!
(②に続く)
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