(③からの続き)
部門の立て直しのため、ダメなマネージャーを追い出すために入社したことが3回。
ダメなおっさん担当者を追い出すために入社したのが2回。
素人のおじさんから引き継ぐために入社をしたことが1回。
問題があったマネージャーが退職するので、その後任として入社したことが1回。
そんな事情の転職をしてばかりなので、入社初日の歓迎会で「おっと、君とは乾杯しない」は前々回のお話で、入社して2週間後に「教えるのは嫌だね!」とやられたのは前回のお話。
職場全体が淀んでいる場合、筆者のように社内を変える為にやってきた転職者には過度の緊張をしてしまうようで、筆者は何もしていないのに睨んでくる人たちがいるのは面白い。
睨むような敵対心は分かりやすいのだけれども、あからさまではない攻撃を仕掛けてくる人たちもいる。
「先日PCが壊れたので引継ぎ資料はありません」と言い放ったチビ・デブ・ハゲ三拍子揃ったオヤジもいた。
「ITに交換を依頼するほどのPCの故障ではなく、その後しばらくしたら直ったのですが、谷川さんにお渡しするはずだった資料は全て失われてしまいました。せっかく苦労して作成して、出社をお待ちしていたのに」と、シャーシャーとした顔で明らかな嘘話を続けた。
筆者が入社をしたので、そのチビデブハゲは部門長から引きずり降ろされたものだから、入社後にあれこれ資料を要求しても、あれもこれもないとヤンワリと陰湿に拒否し続けるのみであった。
筆者が入社して3ヶ月後にそのチビデブハゲは依願退職してくれたので、気分的にとてもありがたかった。
淀みに淀んだドブ水のような職場だと、普段は仲が悪い同士でも、転職者を共通の敵とみなし、しょうもないこと束になって仕掛けてくることもある。
しょうもないこととは、ホントにしょうもないことで、小中学校で転校生を仲間はずれにするようなことをしでかす大人たちがいる。
例えば、筆者の場合は、昼食が付いてくる会議で筆者のお弁当だけが用意されていなかったこともあった。
その他もいろいろやられた職場もあったが、その場合は上司に相談することになるのだが、その上司でさえ現状維持派で、「昔から知っている人たちを悪く言いたくない」とまで言い出す始末のアホ上司もいた。
無念にも退職に追い込まれた上司や先輩の仇を取ろうと挑んでくる年下もいた。
その人たちに退職してもらうことを筆者が決定したのではないことすらも理解できない、中二病の20代や30代はいる。
実務の実力では筆者の相手にならないから、これが我が社の常識ですと重箱の隅をつつくようにあれこれ言ってくるのだ。
若年寄になってしまっている側面もある。
例えば、「メールで1.5M以上のファイルを添付してくるなんて信じられません」みたいなことをメールしてくる。
お前ら暇か。
「谷川に保管書類を見られたくないから、保管棚から自分の鍵付きのサイドデスクに書類を移動した。必要な時は私に言ってくれれば見せるから」とチーム内に連絡をした20代の女性もいた。
その前日に筆者が書類を調べていたら、「これは私たちのファイルですから返してください」とよく分からないことを言ってきたので、「私もあなたと同じ組織に所属していますが、見てはいけないの?」と訊ねたら、キッと筆者を睨んでその場を立ち去った。
慕っていた上司が退職となったのは、筆者が入社したからだと逆恨みをして、中二病マインドでちょくちょく嫌がらせのようなことを仕掛けてくる女性社員だった。
その中二病患者も妊娠をして、しばらくしたら職場で見かけなくなった。
仕事に前のめりの転職者は焦る必要はない。
仕事にやる気がない淀んだ人間は、どんな形であれ必ず職場からいなくなるものだ。
よそ者の転職者の悩みの多くは、時が解決してくれる。
時が解決してくれそうにもなかったら、また転職をすればいいだけなのだ。
(⑤に続く)
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