「私の事ちゃんと見てます?」と言われても、この令和の世に昭和感丸出しの手書きでハンコが押してある履歴書を見ようとは正直あまり思わないのだ。
手書きにしたのはコスパの良い”自分らしさ”を強調したウケ狙いなのかも知れないが、そもそも”自分の代わりはいくらでもいる”からでないとキャリアと転職活動は考えられないのだ。
「みんな頑張っているんだよ」「みんな苦労しているんだよ」「みんなそうだよ」と、みんなを多用する親や大人の言う事を信じて、ずっと修正できないままのタイプなのかなと思ってしまうし。
子供の頃からいい子ちゃんなんだろうけれど、いい子ちゃんでなかった学校の同級生が社会に出てから伸び盛りとなってしまい、内心焦っていそうだ。
転職は相手がいるお見合いで、実力よりも相手次第なので、綺麗な印鑑付きの手書きの履歴書に好意を持ってくれる企業や採用担当者も一定数いることは間違いない。
そして、その価値観や感性が企業カルチャーにマッチしていると認められて、首尾よく転職することができたとしよう。
入社して10年の月日が経過したが 、給料がちっとも上がらない。
なぜだろう?
その原因の始まりが、手書きの履歴書とハンコ好きな企業に入社してしまったからだとようやく気がついても遅いのだ。
”転職は慎重に”と言われる真の理由はこれである。
あなたはどこに向かって自分をアピールしているのだろうか?
今一度点検してみてはどうだろうか。