日本と先進諸外国の所得を比べたグラフを見ていつも笑うのは、ちっとも働かない欧州各国より日本の所得が低いことだ。
欧州系外資の日本法人数社に働いて実感したのだが、欧州本社の皆様はホント働かない。
日本人は頑張って働いているのに休んでばかりの欧州人に収入が負けているから、筆者のような人間はいつも笑ってグラフを見ている。
日本人は真面目以前に、非効率に働かされる仕組みになっているのだろうか?
“仕組み化”ってみんな好きだけど、私は日本人の手による仕組み化を恐れている一人なのだ。
だって、日本人は無駄なことばかりやっていると思うからなのだけど、その無駄なことをやり切る“根性”を愛している人種なので、その無駄はそう簡単には無くならないと思うからだ。
この世の中には根性で解決できることは確かにあるけれども、根性だけでは解決できないことも山ほどある。
これを日本人全員で知るには、非正規雇用を強いられている就職氷河期世代と、正規雇用で居続けているバブル世代の立場を同時に入れ替えるのもありかなと思う。
長年正規雇用と長年非正規雇用の立場入れ替えのほうが、立憲民主党の年収1,000万円以下の世帯は所得税1年間ゼロよりも支持を集めそうかも……と(笑)
まあ、公約してもできませんけど(笑)
しかし、この手の各国の所得比べの話しになると、日本が先進国下位にいることが悔しいのか、「そんなことはない」と、やたら無駄にいきり立つ人が必ず現れる。
個人的にはとてもメンドくさい人たちだ。
たかだか国の所得平均値が沈んでいようが、自分の給料に納得性があればいいのかと。
自分の給料には拘るが、他人の給料は全く気にしないこと。
これが幸せに生きていく術の一つでもあるのだ。