知床観光船事故の運航会社社長の記者会見は、「天気予報のせい、船長のせい、客のせい」とTwitterで投稿されて非難されている。
しかし普通のサラリーマンでも、天気、部下や上司や同僚、そして顧客が、その日の気分や仕事の出来栄えに左右されているではないか。
社会人の他力本願さを改めて実感させてもらった次第だ。
そして人は生きているのではなく、周りに生かされていると思えば謙虚になれるものだ。
他人や社会のせいにして生き続けるのは楽でいいのだが、50歳になると見事に人生は詰んでしまう。
一応は仕事や家族はあるのだが、よくよく見てみると詰んでしまった50歳以上を拝見するにつけ、よくもまあ他人や社会のせいにして生き続けてこられたものだなと感心させられることもある。
周りはたまったものではない。
その人の家族や関わった周りの人たち、そして所属している社会や企業が代償を払わされているのだろう。
詰んでしまった50代でも60代に突入すれば、なぜだか「逃げ切り世代」と下の世代からこう呼ばれ、なんだか羨ましがられることになるのが不思議なのだ。
要するにあとは棺桶に入るのを待っているだけの人たちなのに、何が羨ましいのか分からないのだが、羨ましがっている特に40代はそこそこいる。
そのような40代は、もうすぐ詰んでしまう大勢のなかの人なので、興味がわかない。
そんなわけで、夢も希望もまだある30代との食事のアポを連続で取って、改めて歳下から学ぶことにした。
ここのところ、いわゆる昭和のおっさん達からポツポツとクソリプを頂戴するので、そのデトックスも兼ねている。
昭和のおっさん達からのクソリプは誰のせい?
それは51歳になってもクソガキの筆者のせいだ。