正社員フリーター × 複業のBLOG

出世を目指すのとは違う、自由に働く努力 それが正社員フリーター × 複業(副業)

拙著『積極的副業人材』 http://amazon.co.jp/dp/B08BNJP42X/ 出世を目指すのとは違う、自由に働く努力。それが正社員フリーター × 複業。誰でも、もっともっと自由に働ける。外資 × バックオフィスで自由な正社員を20代から実践。40代後半になって、働き方、転職、複業(副業)のアウトプットを始めたこの頃。働き方の流行には注意喚起もする。 Twitter @ISehaooooo

働くことは自由を獲得することだ!①

今年の7月29日からこのブログを始め、5ヶ月続いた。
7月半ば過ぎ、誕生日の翌々日の午後、旅の途中で「書くこと」を決めた。
誕生日を迎えて、何か新しいことをしたかった。
昼下がり、電鉄富山駅に向かうローカル電車に揺られながら、そう決めた。
筆者は口が悪く、予期せず人を不快にすることがあるので、口は動かさずに手を動かすことを始めた。
口は災いのもとだが、書くことは人を確かにする。
大した字数ではないが、書くことを自分に課すことに決めた。

次に、書くテーマを考えた。
喰うか、遊ぶか? 
はたまた寝るか?
そんなテーマにしようかとも、一瞬思った。
まるで、日産のセフィーロのCMのようだ。
昭和の終わり、井上陽水が出演していたあのCMのコピーだ。
当時の筆者は18歳で、大人は誰もが自由で楽しそうだと思っていた。
自由な大人もいれば、不自由な大人もいることに気が付くのは、もっと先のこと。
就職して1社目で出会った人達から、不自由な大人のリアルさを目撃した。

当時の筆者には、大人は原則自由、少なくとも筆者よりも自由だと思っていた。
毎日学校に行かなくていいし、お金もあるから自由なのだと考えていた。
高校生の頃、毎年冬になると親が長野県の白馬にスキーに連れていってくれた。
スキー場近くの常宿で出会った大人達は、皆さん自由に見えたのが印象的だった。
昼間は楽しく滑り、夜は楽しく飲み食いしていた。

子供の頃から、自由が好きだった。
自由という言葉に敏感だったから、ブログのテーマも自由に決めた。
大人になり、人が自由になる手段は、「学ぶこと」か「働くこと」の2つしかないと理解した。
いくら喰っても、飲んでも、遊んでも、人は自由にはなれない。
一時の心の解放か、現実から逃れるために夢中になるものなのだろう。
スキー場の宿で会った大人達も、高校生の筆者の知らないところでは、不自由だったのかも知れない。

お金はどうか?
お金は、ある程度は人を自由にする。
「貧乏は恥ではない。ただ不便なだけだ。」と、先人が申していた。
お金がない不自由さは、その不便さに慣れてしまえばなんてことない。
要は気の持ちようだ。
食料品なら成城石井ではなく、普通のコンビニで買えばいいだけだ。
スタバやブルーボトルのコーヒーではなく、マックのコーヒーで十分だ。

本当の自由は、「学ぶこと」か「働くこと」の2つからしか得られない。
筆者は社会人10年ぐらい経って、ようやく気が付いた。
勉強は嫌いなので、ブログのテーマは、もう一つの「働くこと」に決めた。
筆者は、誰が何と言おうが、働くことが好きだ。
筆者のキャリアを振り返りながら、筆者なりに働くことの意味をブログに書こうと考えた。
大袈裟に表現すれば、筆者の考えを世に問おうと考えた。
今回で39回目を迎えるこのブログで、筆者自身のキャリアの振り返りは、まだまだ序盤の序である。
筆者は、根本的に、自由を獲得するために働いている。
そして、筆者のキャリアの物語は、悪戦苦闘しながら自由を獲得する為に、現在進行形だ。

 そんな折り、「働く喜び調査」が筆者の眼に入った。
リクルートキャリアが、2017年に、15歳から64歳までの5,624人を対象に実施したものだ。
働くと聞いて思い浮かぶ言葉は、報酬が1位。

順位

言葉

件数

1

報酬

1,042

2

生活

522

3

お金を稼ぐ為の手段

341

4

仕事・仕事がある

284

5

大変

193

6

つらい

176

7

生きる・生きていく

160

8

生きがい

126

9

体を動かす・労働

117

10

しんどい

111

2位以降に「自由」はでてこない。
それどころか、あまり楽しそうな単語が並んでいない。
働くことは、これほど後ろ向きなのだろうか。
多くの人は働いているのに。

(つづく)

 当時高校生だった筆者にも、糸井重里さんのコピーは強烈だった。大人の世界への憧れだった。

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