正社員フリーター × 複業のBLOG

出世を目指すのとは違う、自由に働く努力 それが正社員フリーター × 複業(副業)

拙著『積極的副業人材』 http://amazon.co.jp/dp/B08BNJP42X/ 出世を目指すのとは違う、自由に働く努力。それが正社員フリーター × 複業。誰でも、もっともっと自由に働ける。外資 × バックオフィスで自由な正社員を20代から実践。40代後半になって、働き方、転職、複業(副業)のアウトプットを始めたこの頃。働き方の流行には注意喚起もする。 Twitter @ISehaooooo

40歳を超えてから転職できる人⑥

freeterbutworkasafulltimeworker.hatenablog.com

(⑤からの続き)

ここまで40歳を超えてから転職できる人の特徴を5つ挙げてみた。
(1)40歳前に転職経験がある
(2)英語が使える
(3)転職は相手の都合と理解している
(4)会社と適度な距離感がある
(5)自分に酔える

あともう2つ加えるとすると、それはあまりにも当たり前なことになる。
(6)代替可能な人材であること
(7)働く意欲がある 

そもそも代替可能な人材にならないと、転職どころか社会人として第一歩を踏み出す就職すらできない。

誰の代替可能な人材となるかを決めるのがキャリアだ。

自分らしさや個を大切にといった幼稚園の砂山に埋もれている玩具のような話は二の次だ。

20代30代の長い時間を費やして、人は誰かの代替になれるように人まねを極めていく。

どの人物の代替可能な人材になっているのかが40歳からの転職を左右する。

何を始めるのにも遅いことはないけれども、誰かの代替になろうとしても今すぐできることではない。

キャリアは自分でデザインできることが多くなく、偶然によって支配されることも多い。

それでも、誰の代替人材になりたいのかをよく考えて、その人物になろうと自ら努力することはできる。

40歳から転職できる人は、その他大勢から抜け出す為に、ハイスペック人材や人格者となるよりも、市場から選べれるために代替可能な人材であることに注力してきた人たちだ。

そして最後に、(7)働く意欲がある を挙げておく。

働く意欲があっても叶わないのが40歳からの転職なのかもしれないが、働く意欲なしでは転職活動を続けることはできない。

望むと望まずにもかかわらず40歳を超えてから転職活動をするには、働く意欲を切らさずに、茹でガエルや座して死を待つような選択をしないことだ。

「今の会社にしがみつくしかない」と、50歳の筆者より歳下の人たちからこのような発言が飛び出すと、いつも筆者はゾッとさせられている。

しがみつくと決めた人物が社内でやることは、あまり健全とは思えないことが多いからだ。

会社員が健全な精神を保ち続けるには、転職という選択は欠かせない。

健全な精神の持ち主にしか健全な身体は育まれない。

長く健康でいることが人生100年時代には必要だ。

それには、転職という選択肢を若い年齢で自ら放棄しないようにすることだ。

(おわり)

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