正社員フリーター × 複業のBLOG

出世を目指すのとは違う、自由に働く努力 それが正社員フリーター × 複業(副業)

拙著『積極的副業人材』 http://amazon.co.jp/dp/B08BNJP42X/ 出世を目指すのとは違う、自由に働く努力。それが正社員フリーター × 複業。誰でも、もっともっと自由に働ける。外資 × バックオフィスで自由な正社員を20代から実践。40代後半になって、働き方、転職、複業(副業)のアウトプットを始めたこの頃。働き方の流行には注意喚起もする。 Twitter @ISehaooooo

自分が譲れないものだけは大切に

5ヵ月ぶりに成田空港第二ターミナルに到着した。
フライト前はいつも心が躍るので、筆者は空港という建物の空間は好きだ。
心の奥底にある文鎮のような重しを、出発地に置いて行けるような気分になるからだ。

目的地が遠ければ遠いほど、心がより身軽となる気分になるので、とても不思議だ。
それゆえ筆者は、東京駅や品川駅の新幹線ホームよりも、羽田空港の国内線ターミナルのほうが好きだ。
羽田や成田空港の国際線ターミナルはもっと好きだ。

空港でのワンショットといえば、まもなく13年ぶりに来日するU2だ。
シャルル・ドゴール空港で撮影されたアルバムのジャケットは、印象的な1枚となっている。
『ALL THAT YOU CAN'T LEAVE BEHIND』
f:id:sehaooooo:20191113210450j:plain

作品のタイトルのように、人が置いてはいけないものとは何だろうか。
空港に置きっぱなしとなると、中国人観光客が思い浮かんでしまう。
彼らには不要になったスーツケースや、爆買いの梱包箱は放り捨てる感覚だろうか。

そういえば、今年はなぜかホルモンを食べる機会が多いが、ホルモンの語源は「放るもん」だと教えてもらった。
元来放り捨てられていた部位でも、価値を見出せば美味しく食べることができる。
自分の周りの人やモノを再評価するべきと、社員教育にでもアレンジできそうな話だ。

人には放り捨ててしまうべきものはあり、その多くはその人の中に存在している。
例えば、元●●(有名企業)出身の肩書きをいつまでも引っ張っている人は、さっさとその企業名を捨て去るべきだと思う。
退職が1年前ならまだしも、5年も前のことだと分かると、過去に生きてる人のようで悲哀を感じてしまう。

その週の成功や失敗も、金曜日の夕陽が沈んだ頃には捨て去ってしまえばいい。
他人も憶えていないし、そもそも注目すらもしていない場合が多いのだし。

覚えていて悲しんでいるよりも、忘れて微笑んでいるほうがいい。

クリスティナ・ロセッティ

女流詩人の名言だ。

人間の脳は記憶除去装置としての役割もあるので、大いに活用するべきだ。
ありがたいことに、人の過去をいつまでも穿る人がいるが、その人自身を過去に葬り去ってしまえばいい。

なお、他人はみんな忘れているのに、自分だけが忘れずに微笑んでいる人ほど始末が悪い人はいないと思う。
過去に生きている人は、周囲にはやはりウザい存在なのだ。

それでは、人が捨てることができず、置いてもいけないものとは何だろうか。
なくても困らないものは捨てることができるだろうし、あれば便利な程度のものは置いていくことができる。
全てを削ぎ落し、自分が譲れないものだけを大切に持っていけばいい。

さてと、そろそろ搭乗口に向かおうかな。 

f:id:sehaooooo:20191116151519j:plain