正社員フリーター × 複業のBLOG

出世を目指すのとは違う、自由に働く努力 それが正社員フリーター × 複業(副業)

拙著『積極的副業人材』 http://amazon.co.jp/dp/B08BNJP42X/ 出世を目指すのとは違う、自由に働く努力。それが正社員フリーター × 複業。誰でも、もっともっと自由に働ける。外資 × バックオフィスで自由な正社員を20代から実践。40代後半になって、働き方、転職、複業(副業)のアウトプットを始めたこの頃。働き方の流行には注意喚起もする。 Twitter @ISehaooooo

副業はどこから来たのか 副業は何者か 副業はどこへ行くのか ①

筆者は社会人になってから、残業代を一度しか貰ったことがない。
新卒入社した企業の1年目に、確か3000円程度の残業代をもらったことがある。
残業代を請求できる立場にあった20代から30代前半に3社に在籍をしたが、給与明細に残業代が付いたのはその一回限りだった。
就業規則が周知どころか、ろくに整備されていない企業に所属をしていたが、あまり気にしていなかった。
それもそのはず、筆者は積極的に残業をしなかった。

1社目は終業時間が18時で、18時30分から19時には帰えるように努めていた。
2社目は17時30分が終業時間で、17時45分にはオフィスのドアを開けていた。
3社目は17時15分が終業時間で、17時半には「お疲れ様でした」と席を立っていた。
どんどん帰える時刻が早くなっていった。

1社目では社長から「帰るのが早い」と絡まれたことがあった。
こいつアホかと内心思い、社長であっても思わずムッとした態度を取ってしまった。
部長の付き合い残業として営業報告を終業時間後にタラタラやっていた同期の男性を横目で見ながら、筆者はさっさとオフィスを後にしていた。
就業規則を遵守している限り、会社に終業時間をとやかく言われる筋合いはない。

もちろん時には遅くまで残業はしたが、会社に残業代を何が何でも請求してやるといった気概は全くなかった。
残業をしているときは、概ねその仕事が楽しいときであり、その状態の筆者は仕事から大いに学んでいたはずだ。
拘束された気分でイヤイヤ残業をやった記憶がない。

3社目では17時半過ぎには会社のビルから外に飛び出していたので、陽の高い夏場は明るくて何となく嬉しかった。
今に思えばワークライフバランスを20年近くも前に実現していた。

その代わり、筆者は朝の出勤が早い。
1社目からオフィスの鍵をもらい、8時頃には誰よりも早く出勤するようになった。
3社目には朝の出勤が7時ちょうどぐらいになっていた。
始業開始時間に社員が次々に出勤してくる頃にはひと仕事を終えていた。
コーヒーを飲んでぼーっと9時頃には休憩モードだったので、朝から暇そうな奴と思われていたそうだ。

どこのビルでも朝の掃除のおば様達と仲良しになった。
おは様の一人が役所かどこかに提出しなくてはいけない書類をワード文書で作成してあげたこともあった。
たいへん感謝されて、筆者も嬉しかった。
筆者は社内の目上の人には態度が悪く、掃除のおば様達には優しく接したりする人間なので、損得勘定はいつも下手なほうだ。

2社目の後半からは土曜日も出勤をするようになり、3社目になると毎週土曜日の午後は出勤していた。
4~5時間ぐらいオフィスに立ち寄ってから、週末遊びに出かけるようになった。
もちろん時間外手当も代休もなしだが、全く気にならなかった。
我ながら仕事が好きだったし、勤務時間の概念が昔から乏しかった。
とりわけ他者から拘束されない働き方は大好きなので、他人が休んでいる時に働き、他人が働いている時に休むのも好きだ。

ところで、筆者はこのところの「働き方改革」の流れは反対ではない。
会社への忠誠心を試すかのように、社員に長時間労働の強要する経営者や上司は撲滅されるべきだ。
その一方で、「働き方改革」を「働きたくない改革」と勘違いをし、権利ばかりを主張している人材は、いづれ「働けなく改革」となるのではないかとも考えている。
「働き方改革」で残業が減るのは結構なことだと思うのだが、それは困ると残業代目当ての人が嘆いている。
そこで、目減りする残業代の補填として副業が注目されているという。

(②に続く) freeterbutworkasafulltimeworker.hatenablog.com

 

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