40代現職800万円台の人を面接すると、”微妙”なものを感じてしまうことがある。
年齢的に対して年収が“そこそこ”な感じが、微妙さを醸し出しているのだろうか。
40代の採用にポテンシャル採用はないので、プロ人材としてはその年収はちょっと安いような気になるし、伸びしろの期待値は高くないので、お買い得感もない。
部下無しスペシャリストとして、即戦力でハマるポジションがあれば、まあアリかなと思う。
同じ現職800万円台なら、30代の候補者に眼が向かうから、若さは採用にはやはり重要なのだ。
40代年収800万円台の人材に希望年収を聞いて、900万円台と回答されるとこれまた微妙なものを感じてしまう。
1,000万円って言わないのねっと心の中で思うこともある。
「この人なら700万円台なら雇うかな」という感触で面接を終える人もそこそこいる。
そもそも年収800万円台の人ってどのくらい存在しているのかを調べてみたら、キャリハイ転職さんのサイトがありました。
年収800万円以上の人口の割合は全体の13.6%となっており、年収800万円台に限定すると割合はわずか4.4%だ。年収800万円以上は全体と比較してもボリュームが少なく、十分勝ち組と言えるだろう。
男性は年齢を重ねるごとに収入も上がるので、40代後半や50代では3人に1人ほどが年収800万を実現していることが想定される。
年収800万円は、男性でも女性でも勝ち組と言える年収だろうが、特に女性なら最上位層に食い込む年収である。
40代で800万円台の割合は分からないけれど、勝ち組なのか。
なるほどです。
年功序列の賃金体系を引きづっている日本なので、仕事ができるから800万円台を実現できたわけではなさそうです。
ところで、人間が変わる三つの方法のうちの一つは住む場所を変えること。
大前研一さんの有名な言葉だ。
住む場所変えたら、もう100万から200万は年収上げられたよなって思う人には、共通点があるような気がしていた。
40代で現職800万円台、地方出身で港区や渋谷区界隈に住んでいる独身女性だ。
それなりの能力はあるのに仕事に集中してこなかったタイプと纏められるのかな。
まあその人の生き方だから、お節介はせずに、それはそれでいいけれど。