せっかく昨年2020年6月に、拙著『積極的副業人材』を出版したのだが、ほぼ同時に見事に副業(複業)ブームは終焉を迎えてしまった。
2020年のブームの終わりは見据えていたけれども、コロナ禍がその終焉の速度を半年は早めてしまったように感じる。
ちょっと残念かな。
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社内副業という摩訶不思議な4文字がこのブームの最終消費者であることを確かめて、昨年8月に『副業(複業)の今 雑感』として、ここに記事をアップした。
freeterbutworkasafulltimeworker.hatenablog.com
”飲み代欲しさの副業は、プロの副業ではなく、単なるアルバイトでしかないです”と、記事の中で20代は本業に集中しろと説いた。
2021新年を迎え、副業で実際に得ている収入の平均は5万円とのマイナビ調査の記事が眼に留まった。
副業の実態は、やはり学生のアルバイトレベルの稼ぎなのだと改めて実感。
そして、お正月休みに録画していたNHK BS1 欲望の資本主義2021を観る。
”2020年1月に存在していた雇用の多くは戻ってこないでしょう”と、ダロン・アセモグルМIT教授。
本業あっての副業で、月5万円の副業は本業の代わりには全くならない。
昨年の副業を探している状態ならまだ余裕がある証拠。
今ではすっかり本業に集中しないとヤバイと考える人による、本業回帰の2021年となることだろう。