正社員フリーター × 複業のBLOG

出世を目指すのとは違う、自由に働く努力 それが正社員フリーター × 複業(副業)

拙著『積極的副業人材』 http://amazon.co.jp/dp/B08BNJP42X/ 出世を目指すのとは違う、自由に働く努力。それが正社員フリーター × 複業。誰でも、もっともっと自由に働ける。外資 × バックオフィスで自由な正社員を20代から実践。40代後半になって、働き方、転職、複業(副業)のアウトプットを始めたこの頃。働き方の流行には注意喚起もする。 Twitter @ISehaooooo

転職外様の歩き方

それなりの歴史があり、在籍年数が長い社員が滞留している企業に転職すると、あいつは“よそ者”と、筆者は周りからそのように見られていることが分かることもある。

日本法人〇〇周年記念社史がオフィスの片隅の本棚に収まっている企業もあった。

社史を開いてみると、本社ビルの屋上で昼休みに社員がバレーボールに興じている80年代の写真や、お喋りだけに出勤している暇な非常勤監査役の若い頃の写真が載っていて、なんだか微笑ましい気分にさせてもらった。

また、「我が社は今では外資の資本だけれども、元々は明治時代に新政府のお墨付きで設立され、〇〇の名を戴いた云々かんぬん」と、入社間もない筆者に向かって、そこにプライドがあるのか社史を講じてくれたベテラン社員がいた企業もあった。

そのようなオフィスでは、「谷川さんもオレも“外様”だから、まあ仲良くやろうよ」と、声を掛けてくれる転職組は必ずいるもので、そのような人たちとは、まあ社歴の長い人は社内のしがらみやらヒエラルキーでたいへんだよねって笑い話となる。

笑い話にならない企業によっては、“生え抜き”を尊重するあまり、転職組の話にあまり耳を傾けない組織もある。

当然ながら転職組の在籍期間は短く、せっかくの採用を台無しにしている。

無能な“生え抜き”が居心地よく幅を利かせている組織では、腐った部分は見え隠れするものだ。

有能な転職者を束になって潰しにかかる生え抜き組の光景も何度か目撃したこともある。

筆者自身も入社3ヶ月を過ぎたころ、「谷川の奴、締め上げてやる!」とベテランのおっさん達と、筆者のことを気に入らない部下の女子が打ち合わせしているのが耳に入ってきた企業もあった。

筆者は転職経験が多いというか実戦経験が豊富なもので、1社専任で変なプライドはあるが仕事はシロウトからは疎まれる傾向にある。

筆者はだんだん面倒くさくなると、いや大人になるにつれ、「まぁまぁ、私はしょせん外様の小物。譜代大名や直参の皆様の足元にも及びません…」などと、愛想の一つでも振りまいて、軽やかに我が道を進んでいった。

しかし傍目から見て、その譜代大名や直参は、いろいろとたいへんそうではある。

人に仕えているからたいへんそうに見えるのではない。

彼ら彼女らの知らぬところで、誰が決めたのかよく分からない事をずっと守っているので、筆者にはたいへんそうに見えるのだ。

さてと、昼休みの散歩に出かけるとするか!

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