正社員フリーター × 複業のBLOG

出世を目指すのとは違う、自由に働く努力 それが正社員フリーター × 複業(副業)

拙著『積極的副業人材』 http://amazon.co.jp/dp/B08BNJP42X/ 出世を目指すのとは違う、自由に働く努力。それが正社員フリーター × 複業。誰でも、もっともっと自由に働ける。外資 × バックオフィスで自由な正社員を20代から実践。40代後半になって、働き方、転職、複業(副業)のアウトプットを始めたこの頃。働き方の流行には注意喚起もする。 Twitter @ISehaooooo

リンゴお爺さんクラプトンお爺さんが「お若えの、お待ちなせえやし」と平成の終わりの春だった!

40代後半になり、自分が「おじさん」であることを理解した。
きっかけは、昨年のことだった。
付き合いのある20代前半の皆さんのご両親が、筆者と同じ年齢ぐらいだということが分かった。
その20代や30代前半の皆さんから、「優しいおじさん」とか「おじさんの服装ダサイ」とか、筆者を「おじさん」呼ばわりなことも気がついた。
「ようやく気がついたか!」と突っ込まれるのは必至であるが、「いい歳をして」と言われまくりの我が人生だ。
成熟していない者に、「おじさん」は当てはまらないと思っていた。

「おじさん」の次は、「お爺さん」が順当な順番。
お爺さんを学ぶべく、4月前半はお爺さん2人のライブに行ってきた。

1人目は、リンゴ・スターお爺さん。
昭和15年生まれの元ビートルズのドラマーは、御年78歳。
将棋差しの加藤一二三さんが同級生。
繰り返すが78歳!
後期高齢者医療制度の加入者資格の持ち主だ。
高齢者も後期の域なのだ。
腹の出たスティーヴ・ルカサーが隣でギターを弾いていたが、還暦を過ぎたばかりの61歳は若造の域だ。
40後半の筆者では小僧だろう。
シェイプされた体型で軽快にステージで歌うリンゴの姿は、ヨボヨボお爺ちゃんとは別次元だった。
リンゴはともかく異常に若い!
会場の年齢層は、当然ながら高い。
年齢が高いといっても、後期高齢者はまず来場していないだろうから、78歳の若さが異様に目立つ。
熱狂的なオバ様達がペンライトを振る姿は、演歌歌手の公演ぽくって微笑ましい。
ご本人がリード・ボーカルのビートルズ・ナンバーを生で聴くのは、やはり嬉しい。
リンゴ・スターは後期高齢者の最強の一人だ。
ご本人はイギリス人なので、日本の医療保険制度が適用されないけれども。

2人目は、エリック・クラプトンお爺さん。
第二次世界大戦が終結した昭和20年生まれの74歳。
同級生は高須クリニック院長だ。
高須先生は別の意味でカッコいいけれども、クラプトンお爺さんは真にカッコいい。
ギターを抱えて武道館に立っているだけで、異常にカッコいい。
筆者が女性なら即「抱いて❤」なのだ。
ご本人は私生活でダメ男を徹底的に研究し、数々の女性と仲良くなった御人である。
お爺さんになった現在でも、あっちが元気であるのなら、ワンチャンは365日可能だろう。
新元号をお祝いしてか、名曲『レイラ』を演ってくれた。
(これはオヤジ・ギャグだと各所から指摘されたことを記しておこう。)
イギリス人のクラプトンお爺さんが、Reiwaをご存知なのかは不明であるけれども。
とにもかくにも、カッコ良すぎるギター弾きのダメ男の大家にシビれた。
公演の後、ハゲたおじさん御一行の列に並んで、桜の花が残る九段下を後にした。

「お若えの、お待ちなせえやし」と、リンゴお爺さん。
「お若えの、お待ちなせえやし」と、続いてクラプトンお爺さん。
そう問われた気分となった。
ちゃらっと脱力したお爺さん2人を前にして、小僧の筆者が力んだところで仕方がない。
そんな平成が終わる春だった。

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