筆者は20代30代の頃に、40代50代がたいして働かないオジさんオバさんのように見えるのは、筆者の偏見があるのだろうと多少なりとも思っていた。
若いころの筆者が気がついていないところで、40代50代は働いているのだろう、と。
そうして、筆者は40代をあっという間に終え、50代足を踏み入れて確認できたことは、やはり多くの40代50代はたいして働かない、もしくは、たいして働きたくない人たちで占められているということだ。
中高年に活躍の場がないようなことをホザくオジさんオバさんもいるが、今はいつでも再スタートを切れる。
90年代前半ごろまでは35歳転職限界説と囁かれていたが、今は普通に40代50代でも転職できる。
2020年から続くコロナ禍の非常時では、中高年に転職の間口が広がっていると思う。
再スタートを切れないのではなく、再スタートを切らないのは、年下に頭を下げて教えを乞えない程度の安いプライドと、怠けて働き続けてきたから無理なのだ。
伊能忠敬は55歳でカーネル・サンダースは65歳で始めた…の慣用句はその通りで、何歳になっても新しいことは始められるけれども、大多数の人には単なる気休めや呪文のようだ。
昨年はサントリーの新浪剛史社長が45歳定年制発言で批判にさらされた。
筆者は自分がその45歳を超えて思うことは、45歳定年制は”アリ”ではないかということだ。
働かない40代50代のオジさんオバさんたちを見てそう思う。
40歳を過ぎてから行動し続ければ、周りの同年代は止まったように見え、今まで先を歩んでいた人も楽に追い越せるのに、本当にもったいない。
アントニオ猪木さんのご冥福をお祈りいたします。
元気があれば何でもできる!