正社員フリーター × 複業のBLOG

出世を目指すのとは違う、自由に働く努力 それが正社員フリーター × 複業(副業)

拙著『積極的副業人材』 http://amazon.co.jp/dp/B08BNJP42X/ 出世を目指すのとは違う、自由に働く努力。それが正社員フリーター × 複業。誰でも、もっともっと自由に働ける。外資 × バックオフィスで自由な正社員を20代から実践。40代後半になって、働き方、転職、複業(副業)のアウトプットを始めたこの頃。働き方の流行には注意喚起もする。 Twitter @ISehaooooo

【2社目】社会人経験たった1年8ヶ月の無職が第二新卒枠で職を何とか得たが26歳にもなって荒れた更地からのキャリアの再スタートだった!

1ヶ月半ぶりに筆者のキャリアの物語を再開させたい。
これから先のストーリーは2社目に突入するのだが、その前に初めての転職というか再就職活動を簡単に振り返っておきたい。

11月といえば、11日はポッキーの日、22日はいい夫婦の日だけれども、30日は筆者のキャリアにとって記念日の一つだ。
11月30日は、新卒で入社した会社を1年8ヶ月で退職した日だからだ。
1996年のことで、筆者は当時26歳だった。
初めての退職の記念日で、翌日12月1日から約3ヶ月間は初めての無職を経験した。
次の就職先を決めずに退職をしたのはこの時だけだ。
次を決めてから在籍企業に退職届を提出するのが「転職道」の基本だ。
当時の筆者は若く無知だったせいもあり、無職となってからの転職活動だった。 freeterbutworkasafulltimeworker.hatenablog.com

就職氷河期に放り出された何の実績もないサラリーマンは、まな板の上の鯉のようだった。
けれどもフリーターには絶対なりたくなかったので、「働かなくてはいけない」という最低限の気持ちだけは持ち合わせていた。
ただし筆者の頼みは、リクルートの求人情報誌『週刊B-ing』だけだった。 freeterbutworkasafulltimeworker.hatenablog.com

永久凍土のような厳しい経済環境の中で、マンモスのように冷凍標本されてはいけないと、第二新卒「枠」を狙って再就職を目指すことになった。 freeterbutworkasafulltimeworker.hatenablog.com

第二新卒は、要するに未経験者のことだが企業の印象が少しは良さそうだと考えた。
26歳の筆者は第二新卒を名乗れるギリギリの年齢だったので、これを最大限に利用することに決めた。
正社員で再就職をする為には、使えるものは何でも使おうと当時の筆者なりに必死だった。
27歳となっていたら第二新卒は通用せず、経験者採用となるのだろうから年齢という数字はとても残酷だ。 

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年明け97年のある日、『週刊B-ing』に掲載された名刺大の求人広告が目に留まった。
米系外資の日本法人が未経験者歓迎で営業管理を募集していた。
応募をしてみたところ、面接依頼の電話をもらった。
応募1社目で面接に呼ばれるとはラッキーと喜んだが、面接対策には本当に苦労をした。 

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未経験者でも「なんでもやります」では、全く通用しないことぐらいは理解していた。
1社目で発見した「他人は苦労しているのに自分は簡単にできてしまう」ことを面接で説明するなど無理だった。
結局、転職のマニュアル本を参考に事前準備をして面接に挑んだ。 freeterbutworkasafulltimeworker.hatenablog.com

面接の冒頭、1週間ちょっとで100名を超える応募があったと説明を受け、頭がクラクラしてしまった。
筆者の人生において、これほど重い100という数字は今までない。freeterbutworkasafulltimeworker.hatenablog.com

 「狭き門より入れ」は強い者への美しい格言だが、弱者はまずは門をくぐることを考えなければいけない。
転職マニュアルを参考にした「つまらない」面接の受け答えだったかもしれないが、とにかく喰うために突破をしたかった。 

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残念ながら面接の手ごたえは全くなかったが、社長から電話を頂いた。
「あなたに決めましたから」と、再就職があっさりと決まってしまった。
失業保険を貰わないうちに「無職」の身分から幸いにも卒業できたが、26歳になっても筆者のキャリアは何もない更地のようだった。

いよいよ次回から2社目編がスタートとなります。
(つづく)

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